昨年のファイナルＱＴは、ランク５位の資格で参戦している38歳が、好スタートを切った。「トリッキーなコースは、好きじゃないのに」と、笑う。
「普段は、そんなことはしないのに」と、コースの特徴を見据えて６ホールのティショットでスプーンを握り、「マネジメントに徹したのがよかった」と、自己最多タイの７バーディは、自己ベストを１打更新する66で回って、２位タイで初日を終えた。

２０００年のプロ転向も、出場権がなかった年のほうが多くて、生涯獲得賞金もまだ500万円足らずのベテランが、好スタートを切って「まだ初日。今日のプレースタイルを変えずに４日間頑張ってみたい」と、絶好のチャンスをにらんだ。