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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2012

宮里兄弟が6位タイに

3日目を首位タイから出た弟は、序盤から苦しんだ。優作は1番で、ティショットが左の林に。そこから左手前の崖下に落として3打目は、ピンを狙えない。ボギーの出だしに、「今日はある程度覚悟していた」。

この日はパー5でスコアを伸ばす作戦。「ボギーを打っても、バーディ数で上回れればいい」との計算は、しかし不発に終わってしまった。

イーブンパーと、スコアを伸ばせず6位タイまで落ちた。
兄はその優作に、追いついた。
聖志は先週から、コーチで父の優さんに、つきっきりで教わっているパッティング。
「グリップがウィークになっているから少しかぶせて打ってみれば、と」。
効果てきめん。
あまりの好調ぶりに、5番ではボギーが先行。
5メートルのバーディチャンスは「調子良すぎてがっついた」と、2メートルもカップを行きすぎ3パットにしてしまったが、そのあと3〜4メートルのチャンスは逃さず決めて、通算6アンダーで弟を捕らえた。

「中途半端な位置なら何度もあるが、いいところでは一度もない。優作と回りたい。優勝争いしたい」との兄のラブコールも、しかし残念ながらかなわなかった。

同スコアの場合は、先にスコアカードを提出した選手ほど後ろの組に組まれる決まりだ。

2人揃って大会主催のブリヂストンの契約プロ。
聖志は最終組のひとつ前で、優作は2つ前の組でどちらも恩返しの頂点をにらむ。