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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ パナソニックオープン 2012

こちらもアジア勢、ダレン・ベックが2位タイ

アジアを主戦場に戦う豪州出身の34歳が65をマークした。この日は午後から吹き出した風、厳しいピン位置に「苦しかった」と言いながらも、15番は418ヤードのパー4で50ヤードのアプローチを58度のウェッジで直接決めてイーグルを奪うなど、通算9アンダーは首位と1打差につけた。

日本ツアーは今大会で、2009年から昨年まで3年連続の出場を果たしているが、「僕は、環境が変わったり、また上位に来たりすると、呼吸が速くなってしまうんですよ」と、極度の緊張からすべて予選落ちをしている。

このままではいけないと、昨年から取り組み出したのがヨガだ。
奥さんがインストラクターでもあり、うってつけの先生だ。
「妻に試合中の呼吸法も習っていたおかげで今日も意識せずにやれた」と、途中のリーダーボードに自分の名前を見つけても、平常心で回ってくることが出来た。

大会は4度目の挑戦にして、2位タイでの優勝争いにスラリとした長身の二枚目が健闘を誓う。

現在、アジアツアーの賞金ランキングは69位。優勝賞金3000万円のビッグマネーはアジアと、日本の両ツアーに加算される今大会で、さらなる飛躍をと胸に期す。

勝てば、両ツアーのシード権も得られるだけに、「日本のコースはフェアウェイといい、グリーンといい、すべて文句のつけようがないほど素晴らしい仕上がりですね」と、来日のたびに感嘆の声を上げているだけに、このビッグチャンスを逃す手はない。