今季シード元年の河瀬のほかにも、ご当地プロがいる。今年から浜松市に住まいを構える久保圭は、これがツアーのデビュー戦である。

三姉妹のうち双子の妹、啓子さんと宣子さんは女子プロで、双子の姉で、義弟にあたる妹の夫はシード選手の上井邦浩というプロゴルファー一族の長男は、元阪神タイガースの投手コーチの久保康生氏を父に持つ。

昨年、プロテストには合格したが、ツアーの出場権をかけた予選会のクォリファイングトーナメントはサード落ちをして、まだ出番はない。
４月のつるやオープンは、マンデートーナメントから挑戦したが、１打足りずに本戦に進めなかった。

主催者推薦を受けた今大会が、いよいよデビュー戦となる。
双子の妹は、「でもプロになったのは向こうのほうが先」と、先輩プロ２人は「初めてで緊張するけど頑張ってや」と、激励を受けた。

今週はキャディとして息子の門出を支えるお父さんの康生さんには、いつも言われているように、改めて「自信をもって行け、と」。ここグランディ浜名湖ゴルフクラブは、「コースまで20分くらいのところに住んでいて、何度もプレーしている」という。
「たくさんのお客さんの前でプレーするのは初めて。まずは予選通過を目標に、いい緊張感で楽しくプレーがしたい」と、いよいよ迎える初日を前に、28歳が希望に胸膨らませている。

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• 上井 邦浩