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東建ホームメイトカップ 2013

自称・浪人生、井上信(まこと)が「是が非でも復活したい」

出直しの春。早速の好スタートに、復活への思いが高まる。ここ東建多度カントリークラブ・名古屋は、硬くて速いグリーンにアイアンの精度が何より問われるとも言われるが、井上が練習日から何より気を遣っていたのもそこだった。

「月曜日から、アイアンの距離感に気をつけていた」と、さっそくその成果を生かした4アンダーだった。

ツアー2勝の38歳が、持病の左手親指付け根痛の悪化で、シード落ちを喫したのは一昨年。その年は、ファイナルQTにも失敗して、ドン底まで落ちたが「今は我慢」と決め込んで、昨年はチャレンジトーナメントでじっと好機をうかがった。

優勝こそなかったが、安定した成績で賞金ランクは7位に。
今季前半戦の、出場権を取り戻した。

「去年は“浪人”をしているので。それをバネに、是が非でも復活したい」。
悲願の春に、パッと桜を咲かせたい。

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