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コカ・コーラ東海クラシック 2013

“貴公子”現る

まさに、ゴルフ界の貴公子である。今年、コカ・コーラ東海クラシックに招待外国人選手として三好に立つピーター・ユーライン。アメリカ出身の24歳は、華々しい経歴を持つ。

ジュニア時代には、2度のプレーヤー・オブ・ザ・イヤー。2010年には全米アマ制覇。欧米のアマチュア対抗戦は栄光の「ウォーカーカップ」に、2度の代表入りを果たし、2010年にはアマチュア・オブ・ザ・イヤーに輝き、翌年にはベンホーガン賞を受賞。

2012年のプロ転向後も順風満帆に、欧州ツアー1勝を挙げて、先週は「アルフレッドダンヒルリンクス選手権」ではデービッド・ハウェルとのプレーオフに進んで2位に甘んじたものの、好調さを餞別に初来日をした。

スコットランドから火曜日の朝に成田に着いて、午後に名古屋に入った。昨晩は大会の前夜祭に出席して、ひつまぶしを初体験。あとから、あれは実はウナギだったと聞いて、驚いた。「知っていたら、食べられなかったかも・・・」と、冗談交じりに苦笑い。
「昨晩は3時間しか寝られなかった」と時差惚けの中で、この日2日の水曜日に初めて回った三好は、「フェアウェイが狭くてラフも深いし、ドライバーも握れないホールも多い。グリーンも硬くて速いし、難しいですね」と、ゴルフ界の“貴公子”にとっても手強いコースであることは、間違いない。

タイトリストなど世界有数のブランドを抱えるアクシネット社の会長のウォーリー・ユーライン氏を父に持つゴルフエリートは「アメリカとかヨーロッパとかにこだわらずに、どこでもグローバルに活躍することが僕の目標なので」。輝かしい経歴に、日本での1勝を加えて帰る。
  • サングラスなしの素顔はこんな感じ