Tournament article

マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 2013

和田章太郎さんがベストアマチュア賞を獲得

ベストアマチュア賞に輝いた和田さん
17歳には実りのある4日間となった。「いいのと、悪いの。初日からいろいろあって。楽しむことが出来ました」。貴重な経験ばかりだった。

初日は、16番ホールでホールインワンを達成。それと14番とで、1日2イーグルをマークして、10位タイの好発進。2日目は67を出して、8位タイと好位置で自身ツアーで2度目の決勝ラウンドに進んだ。

3日目は、5度の賞金王とのラウンド。「片山選手はやっぱり一流選手だなあ、って思いました」と、目の当たりにして実感した。「どんな状態でも常に平常心で、悪いところは吐き出して。気持ちを切り替える所がとても勉強になりました」と、もう間もなく控えるサードQTに向けても大きな糧に。

その分、「緊張しっぱなしで、体が動かなくて。自分に足りないもの・・・、技術も、精神的にも。自分とはかけ離れている部分がたくさん見つかった」と、ムービングデーの土曜日に79を打って大きく失速してしまったことは、今後の反省点だ。

そして最終日も、「パットが初日の感じに戻ってしまった」と、76を打った。「タッチも、ラインもかみ合わなくなって、入らなくなってしまった」と、目標のベストアマチュア賞の獲得を喜ぶ反面、残念そうに肩を落とす場面も。

やはり、決勝ラウンドに進んだ堀越高校3年生の平石健太さんは、日本ジュニアの最終日最終組で争い和田さんが逆転優勝をさらったライバルでもある。

大会2日目にはその平石さんと、やはり今大会が推し進めるジュニア育成プロジェクトの一環で出場権を得た水城高校3年生の大貫渉太朗さんと3人交えて、互いに戦果を交換しあった。

今や、高校生が楽々とツアーの決勝ラウンドに進む時代はである。
「この試合で本当にいろんなことを学べました」と、和田さん。残念ながら、ツアー初出場にして予選落ちを喫した大貫さんは「本当に悔しい」と言って金曜日に去ったがそんな経験にもきっと、和田さんと同じくらいに今後の成長の糧がたくさん詰まっている。
  • 平石さんも、4日間奮闘した
  • 大貫さんも、来季のプロ転向を目指す。・・・頑張れ!!!

関連記事