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Indonesia PGA Championship 2013

宮本勝昌が「今度こそ優勝争いを」

今度こそ、弟弟子ににらまれずに済んだ。今週の「インドネシアPGA選手権」ではぬかりなく、上井邦浩を引き連れて、25日の月曜日にコース入り。

2週前の「タイランドオープン」は、下見不足で開幕を迎えたことは、否めない。
というのも当ホームページでも既報のとおりにタイではプロアマ日の火曜日も、練習ラウンド可能という案内が、実は誤報で、出場選手以外はコースに出られず、月曜日から行きましょうと言っていた上井の意見を却下して、火曜入りを強行(?)した宮本は、少なからず責任を感じていたのだ。

「今週は昨日、ばっちり回りましたよ」と、この日26日の火曜日は朝7時にジャカルタ市内のオフィシャルホテル「スルタンホテルジャカルタ」から運行している選手用のバスに乗り、涼しい間に2人で練習場で打ち込みをして、昼前にはパッティング練習も終わり、上井と2人してまた、市内にまさに帰ろうとするところ。

昨日の練習ラウンドを終えて宮本が真っ先に感じたのは「危険な匂いがする」ということ。
昨年は、やはりここエメラルダゴルフクラブで行われた「インドネシアオープン」に、兄弟子の藤田と揃って挑戦した。

アーノルド・パーマーの手によるコースは、グリーンの傾斜がきつい上に、当時はラフも長く、どちらかというと我慢比べの感じが強かった、今年はそのラフも短く刈られ、連日のスコールでグリーンも止まり、「こないだのタイみたいに、予選カットがまた5アンダーとかになるようなら俺、ゴルフやめるよ!」。

と、それはもちろん冗談だが、それくらいにタイでは「予想外の展開だった」。
前回は距離が短く、確かにハイスコアの戦いこそ予想がついたが、それでもけっして簡単なコースではなく、優勝スコアの24アンダーも想定外だった。
「僕だけじゃなく、他のみんなもそうじゃないかな。アメリカツアーでやっているような感覚。あんな大量アンダー・・・意味わかんないですよ」と、目を白黒させた。

そんな展開が、このインドネシアでも、繰り広げられるようなことがあったら・・・。いや、もしかしたらその可能性もあるのでは、との不安が練習ラウンドの合間に、ふと頭をもたげた宮本であった。

しかしすぐにぷるぷると首を振る。
「今週はちゃんと日本選手何人かで上位争いをしないとね。そして最終日には、何人かで優勝争い」。
そしてもちろんその中には自分の名前もありますように・・・。

あくまでも、ジャパンゴルフツアーの開幕戦は、来月4月の東建ホームメイトカップだが、「スケジュールの記録上では、1戦目から続けて外国人選手の名前で埋まってしまうことになる」。
「タイランドオープン」で悲願のタイトルを取ったプラヤド・マークセンはジャパンゴルフツアーの仲間ではあるが、それでも2戦続けて再びカタカナの名前が優勝欄に連なることは、ぜひ阻止しなければいけないと強く思う宮本であった。

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