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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2013

賞金王は「優勝、という声は・・・」

この日は15日水曜日の公開練習日から、大勢のギャラリーに囲まれながらの練習ラウンドにも、賞金王の手応えはゼロ。
中日クラウンズで約3年ぶりの“2週連続の予選落ち”を喫してから1週間。オープンウィークを駆使しても、ゴルフの調子は戻ってこなかった。

「右に行ったボールは右に。左は左に」。趣味でチームを組む草野球なら、「広角打法」と褒められても、ゴルフでは「右から左、左から右と戻って来ないと」ちとまずい。

「クラブが寝て入ってくるのが原因」と、いつものクセが出ているというのは分かっているのだが、「その修正がうまくいっていない」と、本人こだわりのメジャー戦は、“今季第1戦”を迎えたとはいっても、「優勝、という声は、自分からは出にくいかな」と、とても前向きにはなれそうにもない。

しかも、ここ総武カントリークラブは、「フェアウェイが狭くて、グリーンが小さい」。その上、藤田には、日に日にグリーンが硬くなっていくような気がしてなおさら、強気にはなれない。
とりあえずは、得意のショートゲームで勝負する構えは出来ているが、「粘ってついていけるか」。藤田には、手探りのプロ日本一決定戦となりそうだ。