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ドラゴンカップ 2013

プロデビュー戦で3位タイ、金原原碩

金原原碩
1番でバーディを奪い、快調なスタートを切った金原原碩は、その後もバーディを積み重ねた。4,5,9,11,16番とバーディを奪い、通算11アンダーとした。15番ホールにあるリーダーボードで自分の位置は確認していた。だが、そう思うと「しびれてきた」。後半は林に2回入れるも、いずれもパーで切り抜けた。だが、最終18番ホール(パー5)では、第2打でグリーン左奥まで運ぶも「しびれて」アプローチをミス、6メートルのバーディパットも決めることはできなかった。

金原は、この試合がプロデビュー戦だった。佐野日大高校から日大に進み、日本アマチャンピオンに輝いた阿部裕樹とは高校時代からの同級生だ。阿部とは今回も一緒に行動するほどの仲良しだ。実は阿部が優勝した日本アマでは、1回戦で金原が阿部と対戦して敗れている。

金原は、今年セカンドクォリファイングトーナメント(QT)で失敗してしまった。だが、チャレンジ賞金ランキング30位以内ならば、サードQTから受けることができる。3位タイの成績で望みが出てきた。来週のチャレンジの出場権も獲得した。チャンスはある。

「阿部はライバル?」という質問に「いやいや、僕なんて」と謙遜し、「こんな自分でもがんばっているという姿をみせて、人の励みになればいい」というプロゴルファーを目指す。
プロとして、その第一歩が記された。