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マイナビABCチャンピオンシップ 2014

連覇を狙う、選手会長

ここABCで涙のツアー通算11勝目(当時、現在12勝)から早1年が過ぎて、選手会長が日本一になって帰ってきた。第79回の日本オープンを制して、池田が思い出のコースに舞い戻った。

それまでは、どうやっても結果が出せずに、勝てるまでは「大っきらい」と、選手会長らしからぬ発言をしないではいられないほどに苦手だった兵庫県のABCゴルフ俱楽部もなんとか克服できて「これからは、大好きって言わなくちゃいけないんだ」と苦笑いで今年、このコースで見据えるのはもちろん、連覇の二文字だ。

2年前に史上最年少の選手会長に就任してからは、自分のことは二の次になっていたことは否めず、デビュー当時から掲げていた賞金王獲りへの思いもしばらくは、頭の片隅から抜け落ち気味だったが今年、ツアーは6試合のビッグトーナメントを残したこの時期に、賞金ランク4位につければ、相棒と交わした約束もまだまだ夢ではない。
「俺、勇太と賞金王を獲りたいな」とハッパをかけてくれた専属キャディの福田央さんと一緒に、今週も足並み揃えて歩く。