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カシオワールドオープン 2014

横尾が、矢野が・・・シード陥落

初シード組のほか、シード復活組も見逃せない。今年は、破天荒なゴルフでツアー1勝をあげた韓国のI・H・ホ(賞金ランク14位)や、マイナビABCチャンピンシップで2009年の日本オープン以来のツアー2勝目を飾った小田龍一(同20位)、また注目は賞金ランク73位につけた室田淳。「第二シード」ながら、59歳での賞金シード復活は、最年長記録である。

再び仲間入りを果たした選手が8人いるということは、初シード組も合わせて、その分、はじき出された選手が同じだけいるというのもまた厳しい現実だ。

横尾要は今週、ツアー通算28勝目をあげた片山晋呉と学生時大から、同い年のライバルが今年、無念のシード落ちを喫した。
118位での陥落は、あまりの不振にもはや、今大会が始まる前からすでに、次週のファイナルQTに気持ちが向いており、それでもつとめて笑顔で4日間を戦おうとする姿勢があった。
「心の余裕だけはね、なくしちゃいけないと思っているからさ。笑い飛ばしてね、落ち込んでもしょうがない。開き直ってやるしかないから」と、大会は72位タイに終わって、「甘くないからね。良く頑張っているほうだとは思うけど、もっと頑張っている人もいるので、頑張ります」とは、片山の存在を思って出た言葉か。

13年連続13度目のシード権がかかっていた矢野東も、賞金ランク85位に終わった。最終日は後半6番の連続バーディで“逆転”の芽も見えたが、7番のボギーと8番のトリプルボギーで、それも夢と消えた。

「7番は、ファーストカットの2打目に泥がついていて。ブーメランみたいに飛んでいった。次はシャンク」と、8番のティショットでは、右OBを打って万事休すだった。
「何とかなるかなと思ったけど、ちょっと限界でした」。
ちょっぴり肩を落として次週のファイナルQTで、生き返りに挑む。

<賞金シード復活一覧>
14位 I・H・ホ
20位 小田龍一
30位 H・W・リュー
37位 ブレンダン・ジョーンズ
52位 増田伸洋
57位 市原弘大
60位 金亨泰(キムヒョンテ)
(以上、第一シード)
70位 J・B・パク
73位 室田淳
(以上、第二シード)

<賞金シード陥落一覧>
79位 白佳和
80位 川村昌弘
85位 矢野東
86位 金度勲(キムドフン)
88位 久保谷健一
89位 河野祐輝
91位 井上信
92位 上平栄道
94位 J・チョイ
99位 野仲茂
103位 S・J・パク
107位 小林正則
108位 金聖潤(キムソンユン)
118位 横尾要

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