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TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central 2014

I・H・ホが目指す、世界新記録

ラウンド中にVサイン。この余裕。
もはや、誰もが白旗状態だ。韓国のI・H・ホの勢いが、止まらない。この日は66を出しても、まだ納得がいかないようで、「9番も17番も、18番も全部、惜しくて。絶対に取れるはずなのに、何で」と首をかしげて、「チッ」と舌打ち。

素振りもろくにせず、グリーンのラインもほとんど読まず、さっと構えてパッと打つ。究極の早打ちプレーもこの日は、前の組がつまり気味でリズムが狂ったと、それもイライラの募る要因に。

「今日はティショットでも止まって、セカンドでも止まって・・・」と、最後の18番も待ちくたびれてフェアウェイに座り込む奔放さで「今日はず〜っとウェイティング。僕は速いのが好きなので。疲れました」と、愚痴を言いながらも6つ伸ばして最終日を前に、通算23アンダーは、54ホールの最多アンダー記録に並ぶ記録で、ますます独走態勢を固めて首位に居座った。

日本ツアーは72ホールの最多アンダー記録は26だが、IHが目指すのは、もっとでっかく世界新。
ギネスレコードによると、72ホールの世界最多アンダー記録は2009年のアジアンツアーの「セイルオープン」で、タイのチャプチャイ・ニラトが記録した32アンダーという。

「じゃあ、僕は明日、10アンダーを出します」と無類の負けず嫌いは、この日はひとつ先輩のS・H・キムが、11アンダーを出したことも引き合いにして「僕にも出来ると思います。同じ人間だから」と無邪気に「それが出来たら、明日は優勝出来なくても嬉しいです」と最終日は初Vよりも、記録にこだわる。

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