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フジサンケイクラシック 2014

一気にV争い! I・H・ホが64を記録

韓国出身の27歳は、ジェットコースターのようなゴルフをする選手である。2日目に1打差の3位タイにつけた6月の日本プロ。66を記録しながら最終日には、81を打って、59位タイまで落ちた。最終ホールで6発の池ポチャで、一気に沈んだ。「僕にも何がなんだか」といいながらも本人は、どこかあっけらかんと笑っていた。

「ゴルフよりもうんと緊張するのがいい」と、一時期ハマっていたカーレースからはさすがにもう足を洗ったが、スリリングなことが大好きだ。

この日もぶっちぎりの7アンダーをマークして、ベストスコアの64をマーク。前半は12番から3連続バーディで勢いづくと、16番は167ヤードのパー3であわやのOKバーディで魅せた。
あえて大きめを握ったという8番アイアンのティショットは「ダフった」と、ミスショットもそれがちょうど良かった。
「800万円は惜しかった」と、東芝提供のホールインワン賞を逃して悔しがったのもつかの間、17番では255ヤードの2打目をこれまたピンそばにつけて、今度こそイーグルを奪ってみせた。

「そのあと1番と2番では3パットのボギーがダメでしたが」と苦笑いも懲りずに、そこからまた4つのバーディで、あっという間にリーダーボードを駆け上がってきた。

一昨年は青。昨年は金色。そして今年は銀色の髪に、アルマーニのサングラスでビシっと決めて、スタイリッシュなゴルフウェアは、ここ富士桜でもひときわ目立つ。
「13か14アンダーくらいなら、優勝できると思います」。残り2日もVロードをひた走る。

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