Tournament article
HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦 2014
今年も地元密着型のトーナメントを目指して
今にも聞こえて来そうな選手の緊迫した息づかい。ゴルフクラブが空を切る音。・・・迫力満点!
「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」の最終日は今年も、スタートしていく選手と地元キッズが手をつないで入場する“キッズエスコート”を行い、この日午後から「第1回霞ヶ浦スナッグゴルフ大会」に参加する地元・美浦村の小学校3校の5,6年生のうち、15人が初の晴れ舞台を味わった。
これから真剣勝負に挑もうとするプロゴルファーって、さぞやピリピリしたムードかと、身構えていた子どもたちも、このワンシーンには拍子抜けだ。
楽しいお兄さん2人。宮本勝昌は、子どもたちとの自己紹介で「こんにちわ、“石川遼”です」ってあれ? そのボケ、さっきも聞いたよ・・・!
確か、さっき同組で回る手嶋プロにご挨拶したときも、おんなじことを言っていた。
子どもたちにそんな指摘をされて、たちまち顔を真っ赤にしたお兄さん。
「恥ずかしいっ・・・!」と、思わず両手で顔を覆った“勝昌兄さん”。「そこ、かぶっちゃダメじゃんねえ・・・」と、お笑い芸人ばりに、反省しきりのおにいさん。楽しかったね!
でも、いざティーインググラウンドに立つと、ついさっきまでの照れ笑いが別人みたいにカッコ良かった。
トッププロと、子どもたちとの心温まる触れ合いは、滋賀県の琵琶湖に次ぐ大きさを誇る湖のほとりで、今年も芽生えた確かな絆だ。
昨年、誕生したばかりの今大会は、タイトルにもあるように、2年目を迎えた今年も“霞ヶ浦”に面したこの美浦村に、どっしりと根付いた地元密着型のトーナメントを目指して、さまざまなイベントが行われた。
週末には、ギャラリープラザで地元特産品を集めた“物産展”を開催。
土曜日には選手の愛用品を集めたチャリティーオークションを行い、集まったお金は地元の社会福祉協議会に寄付された。
地元ジュニアの育成にも大変な力の入れようで、期間中には地元小学校を招待して、社会科見学会を開いたり、美浦村にある全小学校にはすでにスナッグゴルフのコーチングセットが寄贈されて、この日最終日をきっかけに、ここ美浦村ではますますその普及にも、拍車がかかるのは間違いない。