あの大震災からみごとに蘇った。今年新規の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」は、グランディ那須白河ゴルフクラブが舞台。
ロバート・トレント・ジョーンズ・シニアが日本で唯一、設計したのがこのコースで、これが生涯最後の仕事でもあった。
巨匠が遺した日本屈指のゴルフリゾートは、フェアウェイにも美しいベント芝が敷き詰められて、選手たちの意欲をそそる。

2011年３月11日の東日本大震災の直後は崩れ落ち、その大きな爪痕は無残な姿から、再び蘇ったチャンピオンシップコースでの熱戦は復興の兆しのひとつとしても、人々の胸に刻み込みたい。

大会主催のダンロップスポーツ株式会社では、「ゴルフ活性化イベント」と銘打ち契約プロを中心に、地元福島を元気づけたいとさまざまな付帯イベントで地域を盛り上げようと、我々日本ゴルフツアー機構（JGTO）やジャパンゴルフツアー選手会も惜しまぬ協力の中で、今大会の開催をひとつ大きな集大成としたい。

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