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JGTO Novil FINAL 2014

チャレンジ2連勝が期待される服部リチャード

来年のツアーへの道を切り開けるか?服部リチャード
太平洋クラブチャレンジトーナメントを優勝した服部リチャードは、この優勝でチャレンジ賞金ランキング12位に浮上してきた。これにより最終戦「JGTO Novil FINAL」の成績如何では、現在チャレンジ賞金ランキング9位までの選手に与えられる来年のツアー前半戦の出場優先権(第1回リランキングまで)を獲得できるチャンスが出てきた。

服部は日本人の両親を持ち、ロサンゼルスで生まれ、その後ハワイに移り住んだ。現在19歳。昨年のファイナルクォリファイングトーナメントで55位に入り、今年から日本のチャレンジトーナメントに参戦している。

この1年でいろいろと経験をつんで、学んだ。「アマチュアのころは全部狙って」いて、「1%にかけてしまうゴルフ」だったが、プロになってからは「60%でパーを獲る」ゴルフに考え方が変わっていった。「1打の重みを感じ、1打1打をあきらめずに大事にする」ことの重要性を感じ取っている。

それだけに今週最後のチャンスにも「結果を追うことよりも自分のゴルフができれば良い。ガツガツ欲張らない」と落ち着いている。プロの世界に足を踏み入れ、日々いろんなことを学び「これがプロの世界なんだ」と実感するそうだ。そこにはプロとしての喜びもある。

また、ツアーには出場経験がない。来年のツアーへの道を切り開くことができるのか。優勝すれば、間違いないだろう。19歳の若武者がチャレンジ2連勝でチャンスをつかむことができるか。

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