45歳の菊地が名立たるプロを抑え初日を首位でスタートした。

菊地はトップアマチュアとして活躍していた2008年に、日本アマチュアゴルフ選手権に向け、練習のつもりで受験したプロテストに見事合格。当時39歳の菊地にはサプライズなプロ転向となった。

プロ6年目の菊地は、初日を11バーディー、2ボギーの9アンダーパーでホールアウトした。
「ドライバーは少し不安なんだけど、今日はいつもより良かった。でも一番良かったのはパッティング」と話すように、前半で8ｍ、10ｍと長い距離のバーディーパットが面白いように入った。後半はピンに絡むショットが多く、短い距離をしっかりカップに沈め、気が付けば62ストロークのビッグスコアとなった。

ビッグスコアについて聞かれると「練習ではたまに出るけど、試合では初めてかな」と、アマチュア時代から試合で記録したことのないスコアに喜んだ。

「まだあと2日あるので、集中力を切らさないようにやりたい」とビッグスコアに浮かれることなく、明日からの戦いに気を引き締めていた。