驚異の49歳が、今週も来た。来年にはシニア入りを控えたタイの英雄が、大会2勝目に向けて、好位置につけた。
この日は朝から、大雨に降られてもともと難コースにタフなコンディションが加わって、マークセンにもかなり厳しいラウンドだったはずだが「本当ならもっと伸ばせた」と、残念そうに「たくさんバーディチャンスにつけられたんですけど、3パットもあったり。4アンダーはいけそうだったんですけど」と、1日2アンダーにとどまって、悔しがった。

先週のＡＮＡオープンでは首位で飛び出し、2日目までトップを守ったが、腰痛の影響で結局11位タイに。今週こそ、大好きな温泉効果を生かせるか。

7月には、猛暑の中で「ダンロップ・スリクソン福島オープン」で逆転のツアー通算5勝目を飾って頂いた副賞のお米や果物に野菜。故郷に持ち帰れないほどのご褒美に、「ぜひ地元の方々と、この喜びを分かち合いたい」と、熱望したというマークセン。本人のたっての希望で、福島県の児童福祉施設への寄贈が実現した。
今大会は2008年に、日本ツアーで記念すべき初Ｖを飾った。心優しき小さな巨人が、今度はここ茨城県で大会2勝目を狙う。