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ブリヂストンオープン 2015

新ドライバーの調子も絶好調! 2位の近藤共弘はベテランのホストプロ

初日からボギーなしの好スタートは、新しいドライバーの効果に尽きる。翌23日にも新発売を控えたブリヂストン社の「JGR」は、「今大会から使うと決めていた」と、気合いのホスト試合に備えて、テストにテストを重ねて、いよいよ投入した渾身の1本である。

それでもさすがに試合で初めての使い心地は、どんな選手であっても気になるものだが、インスタートのこの日、すぐに不安は払拭された。541ヤードの16番は左ドッグレッグのパー5で、名物の左の3本の松の木の“ご神木”を悠々と超えて、セミラフまで運んだ。「今まではスプーンを持っていたホールで、今日初めてドライバーを使って凄くいい球が出て、自信になった」。
クラブへの信頼感が一気に上がった。
「凄く飛距離も出て、今日はずっと気持ちよく振れた」と、午後からやっぱり吹き出したいつもの袖ケ浦の北風も、颯爽と切り裂いた。

最後の9番はフォローの風に乗って、「いつもは気になる左のバンカーも軽くキャリーで超えた」と、340ヤードも飛んでいた。「2打目もクリークで、軽くど真ん中に2オン出来た」と8番から楽々連続バーディ締めに、22歳の堀川に負けじと、1打差の2位につけたベテランのホストプロ。
「ドライバーがこれだけ良いと、本当に楽にゴルフが出来る」と、スポンサーにも改めて感謝の好発進。「良いスタートが切れたので、頑張りたい」と、張り切った。