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ブリヂストンオープン 2015

ホストプロの優作が今週こそ“B”マークの露出に励む! 

今年から、クラブ契約こそフリーに変わっても、ボールも、キャディバッグも、キャップにも踊る「B」マーク。ホストプロには変わりない。今週、使うドライバーも、もちろん大会主催のブリヂストン社の「JGR」。大会は2日目にあたる、23日にいよいよ発売されるニューギアも、今年9月から早々にバッグに入れて、もはやすっかりと手に馴染んでいる。

「僕はあまり、クラブをころころ変えるタイプではないのですが、今回の新しいドライバーは操作性といい、コントロール性といい、すんなりと取り入れることが出来た」。

たとえフリー契約になっても、手放せない1本なのだ。

恒例の公開練習日のこの日水曜日は、練習場でギャラリーの熱視線を浴びながら、なにやら体をぶっといベルトを巻かれ、黒いシートの上でクラブを振り抜いた。

なんでもスイング中の体の動きや、足の裏の体重のかかり具合などが詳細に計れる最新機器だそうで、「メーカーの方々が、エネルギーを持ってやられていることに、僕らも熱いエネルギーを持って応えていきたい」。スタッフと契約選手が強い信頼関係で結ばれて、お互いを高め合おうとする関係性がそのまま大会の熱気につながっていく。

優作も毎年、この大会では普段以上に手厚いサポートを受けて、大事なホスト試合ではあるのだが、だからといって変に気負ったりもないそうだ。「むしろいつも本当によくしてもらっているからこそ、リラックスして臨めている」と、いざ開幕を目前にしても心は凪のまま。

袖ケ浦の初挑戦は、東北福祉大2年の2000年から5位タイ、4位タイといきなり“鮮烈デビュー”を果たすと、デビュー後の初出場は2005年から3年連続のトップ10入りを果たすなど、コースとの相性も抜群だ。「ここでは良い思いも悔しい思いもたくさんしてきましたけれど。高麗グリーンのときから、大好きなコースのひとつ」と、懐かしい目をして「お世話になってきた大会だから、今年も“B”のマークをたくさんテレビに露出させなくちゃ!」と、結果で応えた気持ちは満々。
「もちろん、ここで勝てれば恩返しの最高の形。僕だけじゃなく、ホストプロ全員が、思っていることです」。
今年も一丸となって、大会を盛り上げていく。