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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2015
梁津萬 (リャンウェンチョン)が首位キープ
もっと安定したスイングで、高弾道の球筋をと、豪州のティーチングプロのケルさんと、取り組んでいる最中だが、ときどき以前の極端なくせが出てしまう。
この日は、481ヤードと距離があり、グリーン手前の池越えの17番パー4。そこまでどんなに好スコアで来ても、あまりの難所に、どうかここを無事でと思わず祈りたくなるという選手たちの思いから、宍戸のアーメンコーナーのひとつと言われているホールで、一時は通算9アンダーまで伸ばしたリーダーも、罠にはまった。
6番アイアンを握った186ヤードの2打目は「テイクバックが浅すぎた」と焦って、フォロースルーで調整しようと、「思い切り振り切ったら池に」。
ダブルボギーで宍戸の洗礼を受けたが、それまでの貯金を生かして首位を死守。
2007年にアジアンツアーの賞金王に輝いた中国の雄。欧州ツアーでの優勝経験もあり、なぜこれほどの選手が、いまだ日本で勝てないのか。七不思議のひとつはいよいよ今年、その謎が宍戸で解けるか。