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〜全英への道〜 ミズノオープン 2015

スコット・ストレンジは瀬戸内海の白鳥と一緒!?

一見クールでも・・・
今年は開幕からいま、勢いめざましいオセアニア勢の一角を担う。豪州出身の37歳は、正確無比なショットを武器に、すいすいとV争いに加わったような印象だが「まだまだ、理想のプレーにはほど遠い。もっとティショットをフェアウェイに置かないと、ピンに向かって行けない」と、日本ツアー初優勝がかかった最終日を前に課題を口にした。

「パットも好調? いやあ、これは絶対に決めないと、という場面でたまたま入ってくれただけ」と謙虚に「これは入れるという、強い気持ちがなかったら、もっとスコアをは悪かった」。

サングラスをかけたポーカーフェイスも、実はここJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部の湖面に浮かぶ、白鳥と同じという。
「表面は優雅に振る舞っているけどね。あの白鳥たちも、湖面の下ではそうだろう? 実は僕の足もばたばたさ」と、自分を茶化して笑うそぶりも、また余裕の現れにも受け取れるが・・・?!

日本ツアーは今年が3年目になる。2013年に、ワンアジアと共催で行われたタイオープンとインドネシアPGA選手権のアジアシリーズ2戦でトップ10入りを果たして、足がかりを作ると、その年にさっそく、賞金ランクは49位でさっそく初シード入りを果たして力を見せつけた。

自身の初Vは2005年のアジアンツアーのミャンマーオープン。2006年のフィリピンオープンで2勝目を上げると、その後は欧州ツアーに軸足を移して、2008年のウェールズオープンを制するなど、ワールドワイドな活躍が光る。
2009年には当時、新興ツアーのワンアジアツアーで欧州共催の「ボルボチャイナオープン」で優勝。その年、ワンアジアツアーの賞金王に輝いて、その実力を不動の物に。

もはや、勝ち方を知り尽くしている。「最終日最終組も何度も経験しているし、ここで回れるのはやっぱり嬉しい。自分らしいゴルフで、あとは自分のベストを尽くすだけだね」と、気負いもない。

  • 実は僕も白鳥と一緒・・・!?