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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2015

今年は第2回! ダンロップ・スリクソン福島オープン

昨年の第1回大会は、実は20回目の記念大会でもあった。福島県で産声をあげた「ダンロップ・スリクソン福島オープン」は、95年に誕生したときにはプロアマトーナメントとして始まり、そののちに県で年に一度のオープン競技として開催を続け、いよいよ“節目”の昨年大会は、県プロゴルフ会の橋本日都プロらの地道な努力により、レギュラーツアーへの昇格を果たし、華々しく生まれ変わった最初の年でもあった。

つまりツアー通算2勝目を飾った小平智は、“初代”でありながら、実は20代目のチャンピオンでもあった。だから小平が受けた優勝杯も、前身の福島オープンからは、すでに19人の勝者の名が刻んであったわけである。

地元有志に支えられ、築かれてきた伝統はそのままに、「ゴルフの力で福島を元気に」を合い言葉に、これからまた新たな歴史を刻まんと、夢と希望を一杯に乗せてスタートしたのが昨年大会であった。

会場のグランディ那須白河ゴルフクラブもあの震災直後には、壊滅的な被害を受けて、その後、県下では10以上のゴルフ場が閉鎖され、同クラブも風評被害にあおりを受けて、元気をなくしていた。それだけに、昨年の最終日は大勢のギャラリーを集めて、関係者の喜びと感動もひとしおだった。

今年は2度目の夏を迎える。トッププロが集結して、福島に今年もまた元気を届ける。
開催週の20日月曜日の海の日の祝日には、S・K・ホとI・J・ジャンと、貞方章男がJRの白河駅前イベント広場に駆けつけ、子どもたちを集めて「スナッグゴルフ体験会in白河市」を開催する。

今年もトッププロが、福島で熱く燃える。
小平の連覇を賭けた戦いにも注目だ。