Tournament article
HEIWA・PGM Challenge I 〜Road to CHAMPIONSHIP 2015
パパ頑張ります!大谷俊介(おおたに しゅんすけ)が5アンダーをマーク
緊張感に包まれプレーをしていた大谷の表情が一気に緩んだ瞬間だった。
話はいつの間にか、1歳7か月になる息子の自慢話になっていた大谷。
「子供の為なら頑張れる」とパパの笑顔は止まらない。
初日は6バーディー、1ボギーの5アンダーをマーク。
あがってみれば自身もびっくりのパット数「25」も記録した。
「4〜5mのパットが思うように入ってくれました」と話すように、レギュラーツアーに引けを取らない硬く高速なグリーンを見事に攻略してみせた。
そんな大谷も最近まで自分の“武器”であるパッティングに悩み苦しんでいたという。
「思った通りに打ってもラインが違う…」
もがき苦しんでいた大谷に救いの手を差し伸べたのは後輩の中西直人だった。「彼のアドバイスがあったからこそ、今日はパターが入ってくれました」と、復調の兆しとなる的確なアドバイスをくれた中西に感謝を述べた。
また初日の好スコアはパッティングだけではない。オフに取り組んだスイング改造でドライバーの飛距離が20ヤード伸びた。「今までフェアウェイに置きに行こうとしていたことで、スイングが小さくなっていました」とダイナミックなスイングで飛距離を取り戻した大谷につけ入る隙はない。
最終日に向け「失敗を恐れずにしっかりやれば結果はついてくると思う」と意気込みを述べた大谷。
チャレンジトーナメント初優勝に向け、「パパ頑張ります!」と笑顔で練習へ戻って行った。