Tournament article
HEIWA・PGM Challenge I 〜Road to CHAMPIONSHIP 2015
岩井亮磨(いわいりょうま)敗戦にも前を向いていく
首位を走る額賀を捉えようと必死にバーディーを奪いに攻めのゴルフを続けるも、最終組のプレッシャーからか少しずつショットにズレが生じてしまう。
「緊張していないと言ったら嘘になります。誰でも最終組でプレーしたら緊張はするもの」と、初日と同じく落ち着いてプレーをしようとする岩井。
初日より更に硬くなったグリーンは、もはやラフからグリーンに留めることができないほど。「昨日よりもラフに入れることが多くて、グリーンに乗せるのが難しかった」となかなか反撃ムードとは行かない。
一時はトップの額賀に1打差まで迫るも、10番ホールでイーグルを奪われ差をつけられてしまう。
「あそこで簡単にイーグルを獲られてから、自分のショットがおかしくなってしまいました」と自分の不甲斐無さを嘆いた。
その後バーディーを奪うも、額賀との差が縮まらない。
「本当に難しいですゴルフは…」と優勝のプレッシャーを感じたという。
むしろ自分が相手にプレッシャーをかけなければならない立場だったからこそ「もうちょっと額賀さんをしびれさせたかった。苦しめたかったです」と悔しさがこぼれる。
それでも岩井は腐ることなく前を向き続けた。「優勝できないからといって諦めるのではなく、長いシーズンですから1戦1戦の積み重ねが大事」と額賀に食らいつきながらも他のライバルたちより1打でもリードをしようと奮闘した結果が単独の2位となった。
「来週はクラブ契約メーカーの主催トーナメントに出場が決まっています。ライバルたちとは来週差をつけられてしまいますが、その分レギュラーツアーで結果を出したい」と決して下を向かない岩井。この敗戦を糧にこれからも優勝を目指していく。