2アンダーの41位からインスタートのこの日は、11番パー3でピンそばのバーディを奪ったが、13、14番で連続ボギー。
18番パー5でバーディを奪うも折り返してすぐ1番でまたボギーを叩くなど、ジリジリとした展開が続いたが、5番と最後9番でアプローチを寄せてバーディで締めくくり、現状のカットラインに余裕を持たせた。
昨秋に首を痛めるなど状態は万全ではない中、「チャンスはまだあると思う。去年の3日目、4日目のようなプレーができれば面白い」と2年連続の快挙を追う。
そのほかの日本勢は、中島啓太と蟬川泰果の新人組も松山と同じ通算3アンダーで、予選通過は濃厚だ。
蟬川は1オーバーから出て、前半18番から4番まで5連続バーディを奪うなど「66」のタイガチャージで挽回。
記念の米デビュー戦で飛距離1位も記録するなどハワイでも躍動している。
「明日も、今日みたいにしっかりとパーオンしてパットでスコアをつくっていくゴルフがしたい」と、意気込む。
また、昨季賞金王の比嘉一貴も通算2アンダーで、決勝ラウンドに進めそうな位置。
スタートの10番で、入りかけの2打目を打つなど3バーディを奪った前半から暗転。池ポチャのダブルボギーを叩いた後半3番や、8番ではボギーを打つなど窮地に落ちたが、最後9番で起死回生のバーディ締め。
辛くもカットラインを背にプレーを終えている。
ただ、初日の1アンダーから2つスコアを落とした大西魁斗は現状のカットラインに1打足りない通算1オーバー。
また、桂川有人はイーブンパーで粘ったが、初日4オーバーの出遅れを取り戻せず。
アマチュアの推薦枠「ソニーオープン・チャレンジ」で米初参戦を果たした東北福祉大3年の@岡田晃平さんは通算9オーバーと、それぞれ決勝の道は閉ざされた。