昨年覇者の松山英樹は48位タイに終わった。
最終日は2バーディと、9番パー5で1ボギー、難しい13番では右ラフからの2打目が木に当たり、3打目もグリーンを外してダブルボギーを叩くなど「71」。
本大会で14ラウンド続けてきたアンダーパー記録も切れたが「ショットに関しては、ある程度思うものが出せたときは良いプレーできるようにはなってきた。先週とはすごく変わってきた部分。去年とはまた違う部分も見えてきたので良かったな」。
ただ、オフに仕上げてきたと確信していたはずのパットは、「この2週間だめだったので。もうちょっと考えて何をするべきかしっかりやりたい」と、ハワイで得た課題に取り組む。
この日は、ラウンド中にトレーナーさんから緊急施術を受けるシーンもあり、「多少首と…、痛みがありましたけど、来週にしっかりと休んで治したいなと思います」。
今後の予定は体調次第となりそうだが、「ディフェンディングの試合でなかなか思うような結果出せなかったので。次の試合にむけて、優勝して戻ってきたいなと思います」。
引き続き、アジア人最多記録となる通算9勝目を求めていく。
そのほか、中島啓太は通算6アンダーの54位タイ。
この日は8番の1バーディと、9番の1イーグルに対してボギーは4つ。
第3ラウンドでは「66」を出したが、最終日は「71」にとどまった。
「昨日ショットがよかったぶん今日はそのショットに期待しすぎて、もったいなミスが出てしまった」と悔恨し、「4オーバーいっててもおかしくないような内容の中で、1オーバーでおさえられたというのはよかったが、最終日にアンダーパーで回れなかったのは悔しいです」と、顔を曇らせたが、第2ラウンドでは予選落ちの危機もあった。
「精神的に追い込まれたところの中で伸ばせたのは成長出来ている部分」と、明るい材料もあり、「来年は最終日に伸ばせるように。また大会に戻ってきたい」と、さっそくリベンジをにらむ。
このまま旅を続けながら、出場機会を伺うという。
「試合に出られたら出て、出られなかったら練習して…とこれからの予定は変わっていくが、自分のできる準備をしていきたい」と、懸命だ。
また、米デビュー戦で4日間をプレーした蟬川泰果は3オーバーの「73」。5ボギーに対して、バーディは2個にとどまり、前日の43位タイから67位タイまで落ちた。
「最後に良いイメージが消えちゃったので、しっかり練習を積んで、悪い部分を消していけるように頑張っていけたら」。
今大会を含めて米3連戦を予定する。
「来週も、まずは予選通過をして、今週4日間のリベンジができたらな、と思います」と、引き続き研鑽を積む。
賞金王の比嘉一貴は、通算2アンダーの72位に終わった。