プロ2季目の平田憲聖(ひらた・けんせい)が今週の相方、高橋淳也キャディと揃って会場でビシっと散髪。
平田が髪を切るのはほぼ1ヶ月ぶりだそうだ。
「試合が続くとなかなか行けない」(平田)というプロゴルファーのために、PGAツアーでは臨時の美容院を開設する大会が多いそうで、今週の日本開催でも月、火、水の3日間限定オープン。
“習志野店”を臨時開店されたのは、日本有数のバーバーショップ「MR.BROTHERS CUT CLUB(ミスターブラザーズカットクラブ)」だ。
同店のプレス担当で、会場の責任者の小島賢也さんによると、初日からきょう水曜まで、選手や関係者、キャディさんらの予約で満杯だそうで、「火曜日にはリッキー・ファウラーさんにも来ていただきました」と、米選手にも大評判のお店。
現在は東京と大阪、福岡とロスで展開されている。
大阪出身の平田も以前から、ずっと行ってみたかった名店。
でも、「一人でぱっと入るのにはちょっと勇気がいる感じで、まだ一度も行けてなかった。憧れのお店の方に会場で切ってもらえるなんて、すごくありがたい」と、高橋さんとさっそく予約を入れたそうだ。
同店では襟足を短く刈り上げるフェードカットというヘアスタイルが主流という。
「僕も学生時代にしていた髪型なんですが、今回は襟足を揃える程度にしてください」と、最初は控えめなオーダーだったが、切ってもらううちに気が変わり、顔のシェービングもきゅうきょ追加。
ホットタオルを顔に乗せてもらっていい気分。
「さっぱりしました~!」と本戦前に、一新できた。
前日火曜日の前半9ホールは、同じミズノ契約の米選手、キース・ミッチェルと練習ラウンドする機会に恵まれた。
「飛んで曲がらない選手。凄かった。勉強になりました」と、後半ひとり回った9ホールで反復。攻略の糧にした。
コースは、先週、8位タイの成績を残した「日本オープン」とはまた違ったラフの難しさといい、「密度が凄い感じで、入れるとすっぽり埋まってしまう。見た目より難しい」と、フェアウェイキープの重要性を改めて確認してきた。
日本開催のPGAツアーは、金曜日の予選カットがなく、賞金総額は約12億円。
「良い成績を残して、ずっと欲しかったロレックスの腕時計を買いたい」と、自らにニンジンをぶら下げ「出来るだけ上位で上がれるように頑張ります」と、髪はさっぱり、目標はきっぱり、健闘を誓った。