Tournament article

ZOZO CHAMPIONSHIP

平田憲聖が6位タイ「チャレンジしない理由はない」次々週のPGAツアーへ

2日連続同組の平田憲聖(ひらた・けんせい)と、久常涼(ひさつね・りょう)が、4アンダーの「66」。
最終日もまた同じスコアと好順位を持ち帰った。

通算6アンダーの6位タイは、石川遼に次ぐ日本勢2番目の記録。


前週までの賞金ランク6位の資格で大会初出場を果たした平田は、「始まる前は、こんな1週間になると思ってなかったです」と、自らの結果に驚く。


高橋キャディと“バーバー習志野”でカットしたばかりの髪も披露。散髪していてよかった


「ショットは日に日に良くなっていた」と、日に日に日本開催のPGAツアーにも馴染んでいった。


9番は3日連続のボギーにしたが、前の2日のように、そこから崩れず、10番から連続バーディ。
「きょうの9番は仕方の無いボギーだったし、そこのボギーをきっかけに気持を切り替え10番、11番で獲れた。重要なボギー」と、むしろ踏みとどまれた。


リーダーボードで次第に上がっていく順位に「上がりのホールに近づくにつれて、1打の重みは感じていた。自分では意識していないつもりでも、頭のどこかでは変に自分にプレッシャーをかけていたのかな」と、振り返るがのまれることはなかった。


16番で2メートルのチャンスを逃して一瞬、無念で硬直した場面もあった。
「欲を言えばもう少し伸ばしたかったですけど、満足しています」。


日本勢の最下位でうちのめされた「全英オープン」から3ヶ月。大風の2日目には、「全英オープンの経験が活かせたと思う」と、69の19位で耐え、日に日に順位を上げていった。


トップ10の資格で出られる次々週のメキシコ大会「ワールドワイド・テクノロジー選手権」の権利は、12位タイにつけた前日3日目から意識していた。

「出られるならチャレンジしない理由はないかな、と思っていました」。
有限実行にも成長のあとが見える。