Tournament article

トップ杯東海クラシック 2016

新選手会長が首位タイ発進

新選手会長が地元の大会で、久しぶりに初日からリーダーボードに名前を載せた。重責を背負った今年は序盤から、落ち着かない日々が続いた。
「前半戦は、しんどかった」と本業では精彩を欠いたが、ツアーも後半戦を迎えて、そろそろ気合いを入れてきた。

この日初日は、朝の大雨。ぬかるんで、フェアウェイからでもボールのミート率が悪くなる。「アイアンを半インチ短く持った」。よりクリーンにヒットするよう心がけ、ラウンド途中にショットに微調整を加える余裕も見せた。

「クラブがインサイドに入りすぎて、クロスに上がっている」と気づいた。「コックを抑えてラインを出す打ち方にしたら良くなった」と、後半は尻上がりに延ばしてきた。
「背伸びするのではなく、今の状況ならこれくらいと点数をつけて、自分の調子を確認しながらやっている」と、100点満点なら今はまだ0点しか自分にあげられなくても、「伸びしろがある。余力があるということ」。前向きに、最後の9番も奥からのバーディ締めで、地元ファンの歓声に応えた。

住まいを構えて4年目の名古屋。コースまで、道がすいていれば30分もかからない。それでも「気合いを入れて行こう」と、あえて宿に泊まる必勝態勢。「家から通うとぴりぴりして、子どもたちにも影響がある」と、子煩悩な優作パパ。
週末には子どもたちも呼び寄せて、ホテルから一緒にコースに通うつもりだ。地元なら、パパの勇姿も存分に見せられる。