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関西オープンゴルフ選手権競技 2016

スコット・ストレンジが4打差首位に

日本での初Vに向けて、独走態勢を築いた。豪州出身のストレンジが、通算9アンダーの単独首位に立った。

午後から強い風が吹く中で、一時は10アンダーまで伸ばすなど、一人別世界のゴルフを展開。15番ではチップインバーディを奪うなど、比較的スコアが出やすいといわれるインの9ホールで大差をつけて、大会を折り返した。

4年目の日本ツアーでまだ勝ち星がないのが、不思議なくらいだ。
輝かしいキャリアのスタートは、2005年。アジアンツアーのミャンマーオープンで、初優勝を飾ると、2006年のフィリピンオープンで2勝目。その後、欧州ツアーに軸足を移し、2008年のウェールズオープンを制した。
さらに、2009年には当時、新興ツアーのワンアジアツアーで欧州共催の「ボルボチャイナオープン」で2勝目を挙げて、実力を不動のものとした。

来日のきっかけは、2013年に日本とワンアジアツアーの共同主管で行われたタイランドオープンと、インドネシアPGA選手権。このアジアシリーズ2戦でのトップ10入りを足がかりにその年さっそく、賞金ランクは49位で仲間入りを果たした。

2位とは4打差。アジアと欧州に続いて、日本での優勝をキャリアに刻む大チャンス。「でもこのコースはすぐにOBが出るし、ダブルボギーにもなる。何が起きるか分からないので。最終日のバックナインに入って狙える位置にいたら、優勝を狙いたい」と、大量リードもまだまだ油断はならない。