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関西オープンゴルフ選手権競技 2016

近藤共弘は2位に

1打差の2位に敗れた近藤は、なんといっても9番のトリプルボギーが痛かった。朝から足の内転筋を痛めていたという。「ちょっと筋がズレている感じがあった」と、ラウンド中に、6番で痛み止めをのんだというが、それでも症状はおさまらなかった。

「筋が引っ張る感じで上手く打てなかった」とティショットを左にOB。打ち直しの3打目を、今度は右に曲げた。4打目は脱出するのに精一杯。5打目はバンカーに入れて、6オンの1パット。
一度は、V戦線から脱落した。

前日3日目は18番で、ティショットが池の縁石で大きく跳ねて、隣の10番ティの左サイドのOBに飛び込む不運なトリプルボギーを打っている。

後半は、15番でグリーンのカラーから、長いバーディトライを決めるなど、盛り返しても今一歩遅かった。
「昨日の最終ホールと今日の9番と。こういうゴルフをやっていると、勝てるチャンスはなくなっていく。ショット力とかゲームプランとか。少し考えないと、いけない」と思案顔だった。

翌23日月曜日には、兵庫県の東広野ゴルフ倶楽部で行われる全米オープンの最終予選に参加するつもりだったが、こちらも思案の表情だ。1日36ホールの長丁場は、今の体の状態を思えば、かなりキツい。
「ゴルフ的には良くなっているけど、気持ち的には向かないので少し考えます」。来月にも誕生日を迎える38歳には、シビアな選択となりそうだ。