初日から5月晴れが続き、山間のコースを吹き抜ける風は爽やかだが、昨年覇者にはそれがむしろ悩ましかった。
大会は41年ぶりの連覇に向けて、2日目も「ガンガンに行こうと思っていたが、微風にやられた」。

午前スタートのこの日は、風に勢いはなくとも、上空で微妙にぐるぐるまわる。
高低差のあるコースは、距離感が難しい上に、グリーンには大きなアンジュレーションがある。
「ちょっとでも吹いているとマウンドがあるので、微風に悩まされた。安全パイに打ってしまってバーディチャンスにつかない。今日は風のかみ合わせが悪かった」と、この日2オーバーは通算2アンダーと順位を下げた。

決勝ラウンドを前に、首位とは7打差がついてしまったが「ショットの調子は良いので、明日からはもっとピンをデッドに狙って行きたい」。快挙達成のツアー通算2勝目は諦めない。