次週の日本プロと合わせて2週続きの北海道で、アトムは最初の週末をどうにか耐えた。工夫をこらして、決勝ラウンドに進んだ。

首をひどく痛めた重永。初日は「プレーも出来るかどうか」という症状の中でも、ツアーに帯同する中村将行トレーナーのケアの甲斐あって、首位タイで飛び出した。

2日目は、スコアこそ伸ばせなかったが、しぶとくこらえた。首はまだ左には曲げられないが、痛みをこらえてイーブンパーで通算5アンダーは7位タイに踏みとどまった。

もう明日にも、妻の和歌子さんが熊本から送ってくれたオーダーメイドの高価な「マイ枕」が届く予定だ。
「昨日の夜は、ホテルにタオル3枚借りて、それを内側に丸めて、真ん中をヘコまして、その上から浴衣を広げて高くして自分で作った」と到着前には、即席の“マイ枕”でなんとか代用出来た。
「予選通過が目標だった」と、それどころかＶ争い圏内でノルマをクリア。首の痛み次第では、初優勝も十分ありえる。