2位タイにつけたヘンドリーも、雨の和合を最大限に生かした口だ。「ここのグリーンは凄く堅くて速いけど今日は、出来るだけ飛ばして短いクラブでちょこんと乗せる。飛ばし屋には有利な展開」と、15番では3番アイアンの2打目がグリーンに乗らなくても、133ヤードは9番アイアンの3打目を、カップイン。「ワンバウンドで入った」と、気持ちよさそうに5アンダーで上がってきた。

昨年は、東建ホームメイトカップでツアー初優勝を飾った開幕戦男。「でもシーズン最後のほうは、良い成績が出せなかった」と、序盤の勢いの割には賞金ランクは30位に終わったのが心残りだった。

今年は次の2勝目もさることながら、「シーズンを通して安定した成績を残すことが目標です」と、今季のウリは豪快さだけじゃない。
オフは日本とは季節が真逆のニュージーランドで家族との休暇を楽しみながら、ホームツアーの豪州ツアーで実戦を積んできた。

昨年はシーズンの半ばごろから、すきっとイメチェンのスキンヘッドは「実は毛が抜けてきたので･･･」とは、余計なことに触れてしまった？！
「いやいや、全然気にしてません」と、ニコニコと屈託ない36歳が好発進した。