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東建ホームメイトカップ 2017
39歳の梁津萬(リャンウェンチョン)が目指すもの
「6年やってて、この大会で初めて予選通過だよ…」。
笑って聞きながら、このコースの難しさについては同感だ。
「寒くて、風が強くて、グリーンが速くて…。でも、今日は風がなくて、本当に良かった」。
本当に、1日を通して、多度に強い風が吹かなかったのは、まれなことだ。
「パットが良かったし、ショットもそこそこ。おかげで良いゴルフが出来た」と、65を出して単独2位に上がってきた。毎年、アジアと欧州と、日本ツアーを掛け持ちして、年間30試合以上出るのが常だった。
しかし、30歳も半ばを越えて、さすがに「疲れた」。
一昨年に、「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」で5年シードの日本初Vを達成したのを契機に、スケジュールを見直すことにした。
12歳の長男を筆頭に、8歳と5歳と16ヶ月の娘と。一男三女の父親は「家族といる時間を大事にしよう」と昨年は、ぐっと絞り込んで出場22試合。
おかげで、最近ゴルフを始めた長男の練習につきあう時間も出来て、心の余裕も出来た。
今年も同様のペースでしばらくのんびりするつもり。「でも、2019年からまた、ちょっと頑張ろうと思ってるんだ」というその狙いは、2020年。照準は、言わずと知れた東京五輪。
21歳のハオトンリーが、欧州ツアーで1勝を飾るなど、「中国でも80年代、90年代、2000年代と、どんどん若い選手が出てきた」。自身は3年後に、42歳を迎えるが「僕も東京に参加したい」。
まだまだ、若手に道を譲る気はさらさらない。