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東建ホームメイトカップ 2017

お久しぶりです! ドンファンが5年ぶりの本格参戦

5年ぶりの本格参戦も、達者な日本語は衰え知らず。「いやあ、昔はもっとババっと出たけど。今は、少し単語とか考えちゃう」と、かくいう台詞はとってもなめらか。

ドンファンが、帰ってきた。17歳で、日本アマを制し、06年に日本でプロになり、08年に初優勝を飾って、翌年から2年の兵役。11年のツアー2勝目を契機に、アメリカに渡った。

向こうでは、D・H・LEEの登録名で、厳しい世界を戦ってきた。昨季は2度目のシード落ちを喫して苦しさに、古巣に逃げ帰ってきたかと思ったら、実情は違っていた。

昨12月は6日間競技の日本のファイナルQTを受けて、ランク10位で出場権を確保すると、その2日後にはもうアメリカにいて、下部ツアーのウェブドットコムのQスクールに再挑戦。日本から韓国、NYを経由する約40時間の長旅もものともせず、出場権のある19位タイに入ってアメリカでも居場所を確保した。

今季は日本と行ったり来たりしながら、米本ツアーへの復活を期すという。ほかの韓国勢や、何より松山英樹の活躍を励みに「僕でもやれる。あと5年は向こうで頑張って、いつか僕も優勝カップを持ってみせる」と、その日を夢見る。

それほどの思いがあるなら、いっそアメリカに居座ればいいのに、「今年も多忙な1年」を覚悟に日本と往復するつもりなのは「日本のコースは世界一」と思うからだ。
「ここ数年でいろんな国のコースを回ってきたけれど、日本が一番。良いときのイメージも出やすい」。
昨年、踏み切ったスイング改造の仕上がり具合を時々確認するにも、うってつけの環境と思うからだ。

「僕は英語があんまりだから。日本語が話せるのもいい」と、5年のブランクにも、ちっともサビていない語学力を存分に生かせることも、掛け持ち参戦を決めた理由のひとつ。
「日本で優勝、というよりも自分のゴルフを立て直して、今できることを、しっかりやっていきたい」。
今年12月には、結婚も控えておりこの9日に、30歳の誕生日を迎えたドンファンが、節の目の年にさらなる飛躍を期す。

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