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アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ 2017

タイの至宝! プーム・サクサンシンが首位タイに

初日から、独走を続けた日本のベテランを捕らえたのは、タイ出身の24歳。
風が強く吹いた最初の9ホールはじっとパーで耐えていた。
「しかもパーオンしてのパーではなく、グリーンを外してチップショットをしてのパーでしたので。とても疲れた前半でした」と、しのぎにしのいで迎えた後半。

10番で、やっと1メートル弱のバーディチャンスを逃さなかった。
そこから一気に反撃に出た。
高山が連続ボギーにした14番で、逆に連続バーディを奪ってみせた。じわじわと差を縮めて、最終ホールでついに追いついた。

まだ若いがアジアンツアーで今季2勝。
世界にひしめくタイ勢の中でも至宝の一人と呼び声高く、急成長中だ。
ふっくらした頬は、これでも減量につとめているそうで「おかげで靴のひもを結ぶのが、楽になりました」と、あどけなく笑う。

来季日本ツアーの参戦を目標に、目下セカンドQTまで駒を進めており、今大会で3勝目ならば一気にシードの仲間入りが可能だ。
「今年1勝したことで、常に僕にも出来ると思ってプレーしている」。
若さと希望に溢れるゴルフに注目だ。