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日本オープンゴルフ選手権競技 2017
晴れのち曇り・・・。怒りの池田は5打差にも「話にならん」
18番は痛恨のボギーで3日目を終えて「やってきたことが台無しだ。こんなゴルフじゃ話にならん」。
1番で3パットのボギーが先行しても、腐らずすぐ3番で獲り返した。序盤は、グリーンのタッチが合わずにもたついても焦らず、12番では1メートルのチャンスを逃さず、連続バーディでただひとり2桁アンダーに乗せた。
15番では花道からチップイン。パー5のイーグルで、一時は7打差で下位を引きちぎっていっとき晴れやかな笑顔をみせても16番で、また3パットのボギーを叩くと、雲行きが変わった。
こだわりの上がり3ホールは「1日の締めくくり。せっかくいいゴルフをしてきても、そこが悪ければ納得いかない。5打差なんて関係ない。それよりこういう上がりをしているようでは、競ってる時に勝てないだろう」。
とにかく、不甲斐ない3日目の終盤を払拭するゴルフでなければ、始まらない。
「明日は上がり2つのボギーをすぐ消すようなゴルフをしていかないと。最後くらい、納得いくゴルフをして勝ちたい」と、2度目のタイトルは徹底して勝ち方にこだわる。
自身初めてゴルファー日本一の称号を背負った2014年大会から数えてこれで、4年連続の最終日最終組も「そこで何回まわろうが、勝たなくちゃ意味がない」と明確に「明日は最後まで、攻める気持ちが必要になる」。
大量差のリーダーは、ついに険しい表情をゆるめなかったが後続に2打差以上をつけて、最終日を迎えた際の勝率は100%。
最終日の18番こそ、心置きなく酔いしれたい。