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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2017

“チームB”から感謝をこめて

大事なBマークのキャディバッグを愛車に積み込む宮本
ブリヂストンの契約プロたちにとっては特に、残念な最終日となった。みなやる気満々で予定どおりにコースには来たが、早朝から強い雨と風に、さすがにこの状況ではやむなしと、荷物をまとめた。

宮本も、片岡も「プレーしたかったですけどしょうがない」。ホストプロとして、少しでも上をと巻き返しを狙っていたが、そのチャンスは訪れなかった。

ホストVには今年も手が届かなかったが、宮本も片岡も「また来週、今年2勝目を狙って頑張ります!」。
結局、36ホールの短縮競技とはなったがそれさえも消化できていなければ、規定により“ノーゲーム”となって、46回という長い歴史にも大きな穴が空いていたところだった。

3日目の第2ラウンドも、かなり厳しい状況だったがグリーン上の水をはける作業を担当してくださった方々は、事前に“研修”を受けるなど競技の成立に尽力してくださった。
被害を最小限にとどめることが出来た。
宮里は選手会長として、選手を代表としてお礼を言った。
「関係者もコースも、ボランティアのみなさんも、悪天候の中で、本当に大変だったと思います。本当にありがとうございました!」。
大会初日の中止には、せめて駆けつけてくださったギャラリーのみなさんに、サイン会でもてなそうと、賞金1位の小平や、石川も参加してくれた。

「みなさんが一丸となって、大会を盛り上げようとする中で、力を貸してくれた選手のみなさんにもお礼を言います。ありがとう!」。

そして、招待選手のホストプロだ。クーチャーも名残惜しげに、帰国した。
15年ぶりの日本ツアーは「少しずつ、コースにも慣れてきて、最終日に良いプレーが見せられると思っていたので、非常に残念」。
大会は36ホールで終わってしまったが、日本でも「ク〜〜〜〜ッ!」の、かけ声がたくさん聞けた。
「日本のファンのみなさんにとても暖かな声援をおくってもらい、気持ちよくプレーが出来ました。ありがとう。また、ぜひいつの日か・・・!」。
スタッフに託したコメントに、あの柔らかな笑みが目に浮かぶ。

  • 伊能キャディと仲良く撤収、片岡
  • 来週も頑張るぞ! 宮里