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長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント 2017
今週、23歳! 香妻陣一朗が地元千歳の小学校を訪問
6日から、北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブで始まる「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ」は、大会前から千歳市内で様々なスポーツ教室を開くなど、ジュニア育成に力を入れている。
1日には、今年10周年を迎えた「千歳ジュニアスポーツフェスティバル」で競泳の松田丈志さん、スピードスケートの穂積雅子さんら五輪メダリストと五輪強化スタッフの廣戸聡一氏を講師に招いて、盛り上がったばかりだ。
主催のセガサミーグループが、初回の2008年から地元の小学生たちに贈り続けてこられた“ホンモノ”に触れる希有な機会。
その活動の輪に、プロゴルファーとして加わるに当たってこの日、4日火曜日に訪れた「千歳市立末広小学校」のみんなと一緒に、自らのVシーンを鑑賞することが出来て良かった。
ツアー外競技ながら昨年は、ここ北海道で美酒を味わった。石狩市の札幌ベイゴルフ倶楽部で行われた「イーグルカップ札幌オープン」でいただいた、2日間競技のV賞金は800万円。
大金に「おぉっ」とどよめいた子どもたちは、たちまち「家は何万円?」「車は何??」「結婚してますか???」「彼女いますか?!」
遠慮のない質問の数々にも未婚で、家はまだ賃貸の一人暮らしで、昨年シード選手になったばっかりで…。
まだまだ、景気の良い話題を披露することは出来なくても、売り出し中の若手の一人として精一杯の貢献活動につとめて「今日をきっかけに、みんなにもゴルフを楽しんでもらえれば嬉しいです!」。
スナッグゴルフ講習会で、子どもたちと楽しんだパターコンテスト。
的にくっついたボールは5点か、10点か?! 境界線ぎりぎりのきわどい判定も「ゴルフは“10点て言っちゃえばいいじゃん”ではダメなんです。自分で5点のほうに近いなと思えば正直に、言わなくちゃいけない」。子どもたちと無邪気にたわむれながらも抜け目なく、ゴルフの精神もきっちり説いた。
出身の鹿児島で2歳からクラブを握り、ジュニア時代は松山英樹らとナショナルチームの一角を担った。
2つ上の琴乃さんを追いかけ自身も11年にプロとなり、6年目の昨年、シード選手の仲間入りを果たした。
「小学生のときに、テレビで優勝した選手が何千万というお金をもらっているのを見て、それでプロになろうと思いました」とゴルフの精神にのっとり(?!)真正直に、打ち明けたら「お金目当てかあ…」とこれまた、遠慮のない子どもたちの言葉がもれ聞こえたがこう見えて、実はハングリー精神もダテじゃない。
「今週のコースも嫌いじゃない」。
昨年の今大会は14位。「手応はある。今年は優勝争いに絡めるように頑張ります」。
週末こそ地元千歳の子どもたちの前で、最高のバースデーウィークにしてみせる。