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フジサンケイクラシック 2017
3日目に首位タイで出た2人は
岩田は8番と9番で、立て続けに短いパーパットを外してから、やにわに雲行きが怪しくなった。
「途中からティショットは曲がるし、アイアンの距離感も合わないし、パットも入らない・・・」。
11番では、花道からアプローチがトップして、奥のラフに潜り込んだ。1.5メートルに寄せたがまたこのパーパットを外した。
「今日はもういいや、と思った。無理に攻めてもがたがた行っちゃいそうだったので。明日に、備えようと思った」と、窮地にもなんとか我慢に徹した。
苦しみながらも2位に踏みとどまった。
「よく我慢した。気持ちが切れていたら、もう終わっていた」と、嘆息した。
「2打差だったので良かった。とりあえず明日にチャンスは残る」。
同じく稲森の苦戦のほども「だいぶっスね・・・」。
せっかく前半は、すべてパーで耐えてもラフからラフを渡り歩いてこの日、最初のボギーとした11番からガタついた。
傾斜で跳ねて、惜しくもパーオンを逃した13番の距離の長いパー3は、2打目も寄らず、またボギーだ。さらに、14番はダブルボギーに目も当てられない。アゲンストと判断して打った8番アイアンの2打目はグリーンを飛び越え、奥のラフへ・・・。
17番のバーディで一矢報いたのは幸いだった。
稲森は3打差の5位から、改めて初Vをにらむ。
「明日は、風を読み間違えないこと。ピン位置をよく考えて、チャンスについたら狙っていきたい」。
岩田も稲森も、挽回の最終日にしたい。