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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2017

前後半のギャップに消沈。宮本勝昌は2打差の5位に

最終日の2打差はあってないようなもの。それでも、前に向かっていけないのはコースの難しさと合わせて、この日3日目の終わり方。

「前半と、後半のプレーが入れ替わっていたら、期待も持てたかもしれない」。
プロは、上がりホールの結果がその日1日の出来を左右すると言っても過言ではない。

前半、4つのバーディで一時は単独首位に立った。しかし、後半は「当たらない、乗らない、入らないの三重苦。やっぱりその気になっちゃいけないんだ」と、悔やんだ。

「1日の流れはあるが、良いときにチャンスをつかみ、悪いときには耐えしのぐ。そういうのがスコアの組み立ての基本。それが、今日は半分出来て、半分出来なかった」と、不出来なほうが、後半のバックナインに来てしまって、テンションはだだ下がりだ。

「難しいコースでよくやっているなという反面、悔しさも多く残った」と、44歳が反省しきりだ。
「前半、後半でこんなにも違うのかな。22年経ってもこういう経験をする」と、悲観するのはまだ早い。

弱音を吐きながらも3日間、こつこつと積み重ねてV争いにこぎつけた。若い大堀や、この日の堀川のようなど派手な爆発はまだないが、チャンスはもう1日残っている。
「4日間のうち、1日のビッグスコアが、日曜日に来てくれれば」。
ベテランが、祈る思いで梅郷に立つ。

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