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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2018

ジョーンズがハーフ28の大会新記録で上昇

前半の9ホールは6番から、圧巻のゴルフを始めた。1打目が、右の木を直撃してフェアウェイまで出てきた幸運を生かした。217ヤードの2打目を5Iでつけた7メートルのイーグルトライ。
豪快に曲がるスライスラインを読み切り、快進撃の契機とした。

そこからさらに3つの連続バーディで記録したハーフ28は、今大会の最少ストローク。
「前半は完璧なゴルフができた。そこからもっとよくなる可能性があったラウンドだったのに、自分で勢いを止めてしまって残念」。
11番のバーディで、会場をさらにどよめかせたのもつかの間。直後の12番で、2打目をグリーンの奥に打ち込み、この日の初ボギーに改めて、自分に言い聞かす。
「ゴルフは18ホール」。
しりすぼみの終盤に「残念」と、悔しがったが前半の大稼ぎで通算3アンダーは、首位とはまだ3打差。

07年大会には、最終日にコース新の61を出して大逆転Vをさらった経験が強み。
今季序盤に私生活を煩わせた悩みも今はすっかり解消して、先週は2位、先々週は3位とシーズンの終盤もいまだに好調をキープ。
参戦17年目の日本ツアーで、豪快な飛距離以上に自身の武器としたのは、安定感だ。
「優勝こそしていないが、今年はその持ち味を取り戻したシーズンになった」。
大会2勝目で、締めくくれる好機を最後に残した。