Tournament article
関西オープンゴルフ選手権競技 2018
史上初?! 2組連続のホールインワン
まずは、25組目の松本成太。プロ15年目の38歳が、8番アイアンで握った17番のパー3(157ヤード)で、試合では自身初の快挙に喜んだ。
地元兵庫出身の3人の子持ちは一番下の子がまだ、1歳にもならず、背後の等賞看板を確認して「おむつ代に!」と喜んだ。
島精機製作所がご提供のなんと賞金100万円!!
しかし一度は握ったガッツポーズも、すぐ直後にその手で、今度は頭を抱えることになる。
再びの歓声は松本が、次の18番ティで順番を待つ間に聞くことになる。
すぐうしろで回る森本英明が、今度は9番アイアンで、またしても放り込んだ。
大会共催の日本ゴルフツアー機構が99年に発足して以降でいうなら初という、2組連続のホールインワンはしかし、「何を余計なことを!! これで均等割やないか・・・」とがっくり。
でもすぐにびっくり。
なんと賞金は該当者全員に、というから大感謝!
「太っ腹あ〜〜〜!」と、改めて大喜びだ。
まして2人目の森本にとっては、本当に記念の1打となった。昨年のQTサードの受験直前。左手小指を骨折して、キャンセル。
プロ3年目の今季もまた出場権に恵まれず、大会独自の予選会を突破して、出場権を得たこの試合が、正真正銘のプロデビュー戦。
この日は、美味しい1打に3アンダーでは回れたが、「昨日の初日はがちがちだった」と出遅れた分、初戦の予選通過はかなわずとも人生の“初賞金”には恵まれた。
「貯金します。遠征費に回します」。
“持ってる”25歳は「これに弾みをつけて今年また、QTのセカンドから頑張ります!」。
敗れて嬉しい1日となった。