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マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 2019

今週も日本で。今平周吾が再び頂上に登るための決断

水曜日のプロアマ戦は、特別協賛社マイナビの中川社長とプレー。「本戦でも頑張って!」と激励を受けて笑顔
再び頂点に立つための決断だ。今平周吾が日本初開催の米ツアーから、そのまま日本にとどまった。
「ZOZOチャンピオンシップ」が行われた千葉県から今週は、兵庫県加東市のABCゴルフ倶楽部で開催される「マイナビABCチャンピオンシップ」に、会場を移してきた。

同週に、上海で世界ゴルフ選手権「HSBCチャンピオンズ」があり、米ツアー選手の松山英樹をはじめ、国内賞金1位のチャン・キムや同3位の石川遼ら、ランク上位選手らがこぞって中国に向かったが、今平はあえて国内にとどまった。

「今の状態では海外に行ってもいい結果は望めない。それなら、優勝の可能性がある日本でやろうと思った」。

先週の日本初開催の米ツアーで59位タイに終わるまで、1勝を含む7試合連続のトップ10入り。
丸ひと月以上も毎週のようにV争いを続けて正直、疲れもあった。

「2週ほど前からゴルフも全体的に調子が悪くて。このまま日本に専念したほうが、残り試合も同じリズムでいけるんじゃないか、と」。

2年連続の賞金王を狙っている。
「そのためにも今年は2勝以上を目標にしていた。今年もいい位置にいるので、チャンスがあるときに頑張りたい」。

ブリヂストンオープンで今季1勝を飾り、今年初の賞金1位に躍り出たが、翌週の日本オープンを制したキムにすぐその座を奪われた。
キム不在の今週は、奪還するチャンス。譲れない。

ビッグな契約発表後の活躍にも気合が入る。
29日に今平が、スイスの高級腕時計「オメガ」とアンバサダー契約を結んだと発表されたばかり。

全米プロなど海外メジャーをはじめ、多くの国際試合をスポンサードする同社には、男子プロならロリー・マキロイやガルシア、トミー・フリートウッド、女子プロならミシェル・ウィらが”オメガファミリー”として大使をつとめるが、日本人プロは今平が初めて。

来年の東京五輪の”オフィシャルタイムキーパー”を務めることもすでに決まった同社が2020年に先駆けて、昨年の賞金王に白羽の矢を立てた。
「非常に誇らしいです。期待に負けないように、これからも活躍していければと思います」と今平。

今まで腕時計をしてプレーした経験がなく、今後もラウンド中は装着することはないそうだが、プライベートも含め取材を受ける際などには高級時計を巻いて、宣伝につとめる。
現在の世界ランクは、松山の22位に次ぐ53位。
五輪代表の資格がある断トツの日本勢2番手が、世界的メーカーの支援をうけて、上昇を加速させる。

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