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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2019
目指すは一億円パパ。逆転の3勝目を狙う浅地洋佑のモチベーション
3日目に、石川、堀川と回った初日以来のボギーなしを記録。
風がやみ、2日連続の晴れ間を好機にスタートの1番から攻めた。
2番で10メートルを決めて連続バーディを奪うと、あとは2〜3メートルのチャンスを逃さず「66」。
逆転の今季3勝目もにらめる、5差の7位タイに浮上した。
シーズン中盤は、「ゴルフの状態が、どん底まで落ちた」と、中だるみを味わったが先週の「ダンロップフェニックス」の3日目に、5番から5連続バーディを記録。
それを契機に「思い切ってピンを狙っていくゴルフを思い出した」と押し迫る年の瀬に、再覚醒だ。
激動の今季、5月の「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」でプロ8年目のツアー初優勝を飾ると、9月。「ANAオープン」でさっそく2勝目。
やにわにちらつき始めたのは「1億円プレーヤー」の称号だ。
「年間で、3、4人しかいないイメージ。思い浮かぶのは(片山)晋呉さんとか(池田)勇太さん、(石川)遼先輩や今平(周吾)さん」。
圧倒的な強さで、君臨する面々ばかり。
「今年、せっかく2勝したからには、そのくらいは行かなきゃと。その中に入れたら、すごく幸せ」。
現在の賞金ランクは9位で賞金王の可能性は消失したが、獲得賞金は6529万253円。
V賞金4000万円の今大会で今季3勝目なら、大願が成就する。
初の大台突破の大金の使途はもちろん、「ベビー用品です」。
待望の第一子は、来月19日が予定日だ。
「少し早まるかもしれなくて、すごい楽しみ」。
26歳の若パパが、終盤の大仕事に打って出る。