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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2019
周吾VSノリス再び / 賞金レースはいよいよ大詰め
母国南アの劇的Vに乗じて賞金2位でノリノリ、ノリス。自らも、16歳までラグビー選手。
「スタジアムには見に行けなかったけど自国の快挙の瞬間に、自分も日本にいられて良かった」と、感動ひとしおの今シーズンは、再び周吾と最終戦でガチンコ対決。
来日4年目。
2年連続の賞金王争いで、知名度は飛躍的にアップ。
「街中で、ファンの方から一緒に写真を撮らせて欲しいと言われることもあります。去年同様に、この位置で最終戦を迎えられて嬉しく思う。最後まで楽しくプレーできたら」。
そしてこちらも昨年同様に、賞金1位で今大会を迎えた今平。「普通は毎年、賞金王争いする人は変わるものだと思うが、今年もまたノリス選手と一緒。今回また同じ状況なので、不思議な感じ」と、開幕前日にとつとつと、心境を語る様子はどこか、ひとごとみたいな空気も、普段どおりだ。
「心境はいつもと同じような感じ。あまり緊張もないですかね…」と、相変わらず気負いゼロ。
青木、ジャンボ、中嶋、片山に次ぐ史上5人目の2年連続賞金王なら、ジャンボの27歳10か月14日を抜いて、史上最年少での達成という記録もかかる(27歳2か月6日)。
今年最後の一戦で昨年に続いて、再び開幕前の恒例のフォトセッションで、昨年以上にフラッシュを浴びても「連続賞金王というのはあまり、注目視されていないと思う」と、当人に自覚がないのはどうしてか。
昨年、わずか1勝での初戴冠を味わっているせいか。
「賞金王よりかは歴代の選手たちのように、勝利数を増やしていきたい」と賞金1位はあくまでも、今年の年間最多勝利にこだわる。
「どちらかというと、3勝。今年、目標にやってきた。最後3勝して終わりたいなというのがある」と、今平。
こだわりの有言実行なら、いずれにせよ2年連続の戴冠は決定する。
賞金ランキングの下から順に組まれる初日のペアリングは、さっそく最終組で賞金1位と2位の直接対決が見られるが「初日なので。初日に良くても悪くても、最後何が起こるか分からない。あまり気にしていない」。
どこまでいっても、賞金1位はいつもどおりだ。