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〜全英への道〜ミズノオープンatザ・ロイヤル ゴルフクラブ 2019
ロイヤルなキャディ村に潜入
通常は、練習場も合わせて30万平米もあれば、ひとつゴルフ場が作れると言われているから、平均と比べても破格の広さ。
解放感たっぷりの練習場は縦距離350ヤードあり、30打席は余裕で作れる。
もちろん芝生からの直打ちが出来、期間中は選手が打席に着くなりボランティアさんが、すかさず選手名の書いたプレートを設置。
メジャーのような特別感が漂う。
瀟洒なクラブハウスの隣に立つ真っ白なテントは、選手村ならぬ"キャディビレッジ"である。
国内では、キャディ用に特別スペースをとる大会は、まずない。
それが可能なのも敷地面積の広さゆえだが、これも海外メジャーではスタンダートという。
「クラブは選手自らが管理するもの」として、どのメジャー大会でも選手とキャディはコースに出るまで別行動が原則という。
今大会では、キャディビレッジ前に中庭のスペースを設けてくつろぎの空間をとってある。
選手と落ち合うまではキャディのみなさんも、飲み放題のオハヨー乳製品を片手にここに座ってリラックス。
選手が隣にいる際にはなかなかできないキャディさん同士の情報交換の場としても、喜ばれている。
和やかな雰囲気に、時々選手たちもぶらっと立ち寄り立ち話をしていくが、その際にもクラブハウス内でするのとはまた違った会話が飛び交うから不思議だ。
恵まれた空間の中でそれぞれにモチベーションを高めながら、いざ史上最長コースで足並みそろえて勝利を狙っていくというわけだ。